【2024年スタート!】初心者がゼロから教える・新NISAを始めたい!人向けのざっくり説明 ~考え方・選び方・オススメ商品まで~

 投資ってなんか難しそうよね。

 たまにちょっと興味持って調べてみたりするんだけど、「元本及び利回りの保障はありません」とか書かれてて、クソ怖い。やっぱりやめとこ。自分にゃ無理だ。

 わかる。私もついこの間までこんな感じでした。

 正直私もまだまだ初心者ですが、そんな私が一歩を踏み出せる!って思った考え方を書いていきます。

 すっごいザックリだけど、個人的にはこのくらいの考え方で始めちゃって、興味を持てたら勉強すればいいんじゃないかな?(大して興味がなければ放置でもOK)と思うので、気軽に斜め読みしていただけるとうれしいです。

 

 

 

1. NISAって何?

 まずここが分かんない。

 毎日画面とにらめっこしてる投資家と何が違うの?

 違うんですよ奥さん。大事なところに絞って、ひとつずつ説明していくね。

 

1-1. 税金のお話

 投資のために口座を作るんだけど、これって何種類かあるのね。今回はNISA口座ってのを作る。

 これがNISA口座以外だと、投資で利益が出たときに、20%も税金で持っていかれるのよ。ひどい話よね。

 NISA口座ってのを使うと、この税金がかからない。やったあ! これがNISA制度。

 とりあえずNISA口座作る!他の種類の口座じゃダメ!まずはここだけ押さえてればOK。

 ただし、税金がかからない代わりに色々と制限がある。

 

1-2. 制限のお話

 ちょっと調べたことがある人だったら、この図を見たことあるんじゃないかな。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/assets/imgs/about/nisa2024/table3.png

 とりあえず年間360万円まで投資できるよ、全部で1800万円まで持っておけるよ。ってことだけ分かればOK。

 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に関しては、買える商品がちょっと違う。つみたてで買えるものは成長でも買えて、成長はもうちょっと色々買える。

 この辺は後でオススメとか書くね。今はふ〜んで大丈夫。

 

2. NISA口座はどこで作る?

 いろんな銀行で預金口座を作れるみたいに、NISA口座もいろんな会社で取り扱ってる。

 ただし、NISA口座は1人1つだけだから良いところを選ばないといけないね。

 

2-1. とりあえずここにしとけ

 ってよく言われるのがSBI証券楽天証券

 基本的にポイント還元で選んどけばOK。メインのクレジットカードが三井住友の人はゴールドカードにしてSBI、楽天経済圏の人は楽天がオススメ。

 還元率だけの話をすれば、SBI証券の方がいいらしい。私は楽天経済圏の人間だから楽天の情報が多くなっちゃうと思うけどごめんね。

 ほかにもクレカとの連携でポイント還元があるところはいくつかあるから調べてみると良いよ。

 

2-2. ここはやめとけ

 ってよく言われるのが銀行系。とりあえずリアル店舗はやめてネット証券会社にしようってのは定説っぽい。

 理由としてはポイント還元が無いかショボい、後述するコストが高い商品を勧められる、等々……

 

3. 商品を買うぞ!……の前に

 さてさて、NISA口座を作ったら実際に商品を選んでいく訳なんだけど、実際に探してみると、買える商品が多すぎて面食らうと思う。

 数字やらグラフやらいっぱい書いてあるけどよくわかんなくて、急にハードルが上がったように感じる。

 わかるよ。というわけで、選択肢や考え方を絞るためにいくつか条件を提示します

 他の考え方もあると思うけど、初心者には難しいからとりあえずここから入って貰えば良いと思う。

 

3-1. 「投資信託」を選べ!

 NISAって結構色々買えちゃうのよね。例えばマクドナルドの個別株を買って株主優待券貰う!みたいなことも出来ちゃう。

 だけど個別株とかって、買うタイミングだったり手数料が掛かったり掛からなかったり、色々面倒くさいよね。そういう人にオススメなのがこの投資信託ってわけ。

 そもそも投資信託って何?ってなると思うんだけど、ざっくり説明すると、買った人から集めたお金をまとめてどこかへ投資してくれる商品のこと。月に5,000円しか出せないや、って人が少しずつ個別株を買ったり売ったりするのは大変だけど、そういう人をたくさん集めたら、まとまったお金ができて運用しやすいよね、ってこと。お金を集めた後は勝手に運用しておいてくれるから私たちはお金を出すだけ。

 なんとなくふ~んで大丈夫だよ。

 

3-1-1. 配当金は面倒くさい

 個別株って厄介で、配当金ってのが貰えたりするのよ。え?お金貰えるなら良いじゃん!って思うかもだけど意外とそうじゃない。

 配当金貰うってことは、その分自分の持ってる商品の価値は下がってる。例えば1,000円でマクドナルドの株を買って、100円の配当金と100円の株主優待をくれたら、自分が持ってるマクドナルドの株価は200円下がって800円になってる計算。

 じゃあその分また株を買い足せば良いじゃん!って思うかもだけど、ぶっちゃけ面倒じゃない? しかもその時の200円で買えるとは限らない。さらにはさっき説明した年間360万円とかトータル1800万円とかの枠を余計に使っちゃう。

 投資信託の場合、この200円は勝手に自分の資産に足してくれる。消費する枠は1,000円のままで、200円分も運用に回っていく。楽だしタイミングも無いからミスらない。初心者にはこんなに嬉しいことはないよね。

 あと、投資信託に似てるやつで「上場投資信託」ってのもいる。別名ETF。こいつは投資信託に似てるけど株価があるし配当金もある。正直初心者はやめといたほうが良いと思うよ。

 

3-1-2. 金額を決められる

 さっきおすすめしたネット証券だと、だいたい自動積立設定ってのがあって、クレカとかから自動で買ってくれる設定ができる。

 ただし、これが個別株(マクドナルドとか)やETFだと、タイミングによって値段が変わってくる。

 もちろん1つずつしか買えない(場合によっては100個ずつしか買えない場合も)。株なんだから当たり前だよね。

 これが投資信託だと、毎月1万円、みたいに決まった金額を設定できる。。楽天証券だと100円以上1円単位で細かく設定ができたよ。

 毎月の出資額がハッキリしてる方が続けやすいと思うなら、投資信託がおすすめ。

 

3-2. 「インデックスファンド」を選べ!

 さて、投資信託にもいろいろあるんだけど、おすすめしたいのは「指数」に連動するファンド。これを「インデックスファンド」って言うよ。

 例えば「日経平均」ってニュースで聞いたことない? これは日経新聞が選んだ225社の株価の平均(すげーザックリな説明)を表す指数なんだけど、これと同じ動きをするファンドってのがある。例えばこれ。

emaxis.jp

 日経平均って今だいたい30,000円くらいなんだけと、例えば今このファンドを10,000円買って、その後日経平均が60,000円になったら、買った10,000円が20,000円になってる。

 逆に日経平均が15,000円になったら、買った10,000円は5,000円に。

 

3-2-1. じゃあ1.5万円のタイミングで買って、6万円になったら売ったらいいんじゃね

 って思うよね。初心者はこれ思いがちだと思う。実際バリバリ稼いでる天才投資家は、個別株やETFでそうやって利益を出す。

 投資信託の中でも、証券会社のプロがそうやって利益を目指すファンドはある。インデックスファンドじゃなくて「アクティブファンド」って呼ばれる商品のことで、例えばこれ。

www.am.mufg.jp

TOPIX」っていう指数があるんだけど、それを超えるぜ!って言ってる。こういう「何かの指数を超えるように運用します」ってのがアクティブファンド。

 こっちの方がいいじゃん!って思ったあなた、ちょっとまって。こいつを見て欲しい。

 S&P/TOPIX150って指数がある。ざっくり言うと日本のデカい会社上から150社を集めたもの。

 そんでこの図は、日本にたっくさんにあるファンドの84%はこの指数を下回ってるよ、って言ってる。画像をクリックして、他の期間、他の国のデータも見てみてほしい。

 「超えるように運用します」って言ってても実際は目標でしか無くて、めちゃくちゃ上がるときもあればめちゃくちゃ下がるときもあるし、実際に大半は何かの指数を下回ってる。

 アクティブファンドは証券会社の社員の腕前で左右されるけど、インデックスファンドは指数に左右される。どれが優秀なアクティブファンドかを選ぶのはなかなか難しい。

 じゃあ優秀な指数を選んで、それに合わせて動くインデックスファンドを買う方がよくね?ってお話。

 

3-2-2. コストのお話

 さっきNISA口座は税金かかんないよって言ったけど、実はそれ以外に掛かってくるコストがある。

 だいたいは「信託報酬」って数字が目安になる。実際に私たちの総資産から抜かれた金額は「実質コスト」って言って、1年とか半年とかごとに出てくる運用報告書から確認できる。だいたいはちょっと増えちゃう。

 表向きの信託報酬をちょろまかしてる商品もあるけど、基本的にはこの信託報酬で比べたら間違いないはず。上で紹介したeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)だと年率0.143%なので、10,000円だったら年に14.3円取られる。

 ちなみにこれは総資産に対して掛かってくるため、12,000円に増えた!って時は17.16円取られちゃう。

 そして、さっき例に挙げた三菱UFJ 日本株アクティブ・ファンドは信託報酬が1.65%。三菱UFJの社員が頑張って売ったり買ったりしてるから当然よね。

 さらには、こういうアクティブファンドは買うときに別途手数料が掛かったりする。この手数料を帳消しにするくらいの利益が出るかどうか計算できる? 正直私には無理。

 右も左も分からないうちは、タイミングを見計らったり、高コストのアクティブファンドを選択したりは難しい。

 毎月定額でインデックスファンドに突っ込もう!が私からのオススメです。

 

4. 指数を選ぼう!

 ここまでで、

  • 優秀な指数に連動する、
  • インデックスファンドの中で、
  • コストが安いやつを選ぼう!

って話をしてきました。じゃあ次は、いきなり商品を選ぶ前に、指数を選ぼうね。

 指数が決まれば、後はその中でコストやポイント還元を加味して決まっていくから、ここからが商品選びの一番大事なところとも言えるね。

 まずは簡単な指数の簡単な選び方をお伝えします。

 

4-1. 人気に乗っかれ!

 真っ先にそれかよ。まあまあ、実際優秀な指数はだいたい既に知れ渡ってることが多い。

 それからさっきコストの話をしたと思うけど、人気の指数に連動するファンドは、このコスト競争が激しい。

 つまり各社ギリギリまで低コストを追求していることが多い。有名どころだと信託報酬が0.1%を切る、なんてことがザラにある。

 難しいこと考えずに人気の指数を頭に入れとくってのはかなり有用な方法なのよ。

 

4-2. 「時価総額加重平均」を選べ!

 指数の計算方法ってのはいろいろあって、例えば日経平均は「株価平均型」を採用してる。

 これは読んで字のごとく、株価の平均を表す。A:株価10,000円の会社とB:株価20,000円の会社があったら、平均は15,000円(実際にはもっと細かい計算をたくさんしてる)ね。

 一見正しいように見えるけれど、実は罠があって、実は株価がその企業の大きさを表してる訳じゃないのよ。

 例えば今の例で言うと、A社が1,000株発行してて、B社が100株発行してたとする。

 すると、A社全体の価値は10,000,000円、B社は2,000,000円。B社に対してA社は5倍の規模があるってことになる。

 なのに、A社の株価が1,000円上がって、A社全体の価値が1,000,000円増えても、B社の株価が1,000円上がって、B社全体の価値が100,000円増えても、指数に対する影響は同じ。あれれ~おかしいぞ~?

 これを解決するのが「時価総額加重平均型」。これで比率を決めると、A社は指数に対する影響がB社の5倍になるように設定される。

 上記はド定番指数、S&P500の構成割合上位10銘柄。アメリカを代表する大企業がずらりと並んでるね。

 時価総額で言うと、Appleエクソンモービルの5倍の大きさがあるってことがわかる。

 

5. 具体的な指数の候補

 そうは言っても多すぎて訳分かんないよね。というわけでいよいよ具体的なオススメ指数をお伝えします。

 

5-1. S&P500系

 まずはド定番、S&P500。アメリカのデカい企業上から500社

 過去の実績も良いし、コスト競争も激しくて信託報酬が0.1%を下回る商品がたくさんある。

 最近S&P500とほとんど同じ動きをする「Solactive GBS United States 500」って指数を採用する商品も出た。

 

5-2. オルカン

 こちらもド定番。オールカントリー=全世界の名の通り、世界中のデカい企業を選んだもの。

 有名どころだと、「MSCI ACWI」は約3,000社、「FTSEグローバル株式」は約9,000社。

 こういった指数は大体、たまーに入れ替えや比率の見直しがされるんだけど、例えばS&P500はアメリカ企業しか選ばないから、アメリカが滅んだらおしまい。

 でもオルカン系は、アメリカが没落しても、世界規模でほかのデカい企業に入れ替えてくれる。我が日本も昔は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」なんて言われてたわけで、長い目で見ると個々の国に何があるかは分からないよね。そういう意味でオルカン系は安心ってわけ。

 って言っても現在の割合を見るとアメリカ企業だけで6割以上ある。国別第2位の日本は5%くらい。アメリカ強え……

 

5-3. NASDAQ100

 ここからはド定番って程じゃないかな。NASDAQってのはアメリカの新興企業向けの市場で、AppleとかMicrosoftとかAmazonとか、世界経済を引っ張ってるIT企業がたくさん入ってる。その代わり金融系企業はほとんど入ってない。

 上位陣はS&P500にも入ってるけど、NASDAQ100はその名の通り上位100社なので、割合としてはNASDAQ100の方が大きい。

 世界を引っ張ってる企業に集中投資したい!って人はS&P500やオルカンにこれを混ぜるのもオススメ。

 

5-4. TOPIX

 日経平均時価総額加重平均じゃないからやめとけ、って話をさっきしたけど、でも自国企業には投資したい!って人はこれ。東証一部上場、いわゆる日本の大企業約2,000社で構成される。

 TOPIX100とかS&P/TOPIX150とか上位陣を抜き出したやつもあるけど、インデックスファンドならTOPIX、つまり東証一部全体のものが多くて、信託報酬も安い。

 でも、TOPIXは長期的には伸びないと言われてる。短期的な実績は良いんだけど、民主党政権の失政とその後のアベノミクスの影響が大きいから、経済そのものが今後伸びるかは正直微妙だと思う。

 アメリカやオルカンが影響をモロに受ける為替リスクの低減のために、メインに対してちょっと混ぜるような使い方になるかな。

 

5-5. これはやめとけ!!!!!!!

 はい、私の失敗談です。

 「私素人でなんにも知りませ〜ん」って顔して楽天証券に行くと、いつの間にかこれを勧められる。というかこの中で選べ!ってなってる。

www.rakuten-sec.co.jp

 楽天が勝手に選んだいろんなところに投資してくれる。ご丁寧にリスクごとに5段階も商品が用意されてるけど、信託報酬も高い上に過去の実績も大したことない。

 私はこれで1年間積み立てました。めっちゃ後悔してる。

 

6. 具体的なオススメ商品

 正直ここまで読んでくれたら、後は証券会社のWebページで絞り込んで信託報酬順に並び替えるだけでほとんど答えが見えてくるはず。

 なので自分で探したいって方はここまでで大丈夫かもですが、一応私なりに調べて、自分で買おうかなって検討した商品を挙げておきますね。

 

6-1. S&P500系

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

emaxis.jp

 eMAXIS Slimシリーズの特徴は、なんと言っても信託報酬の低さ。業界最低水準の運用コストを、 将来にわたってめざし続けることが明言されてる。

 ただし、競合の販売会社が限られていたり、厳密には違う指数を使っていたりすると、対抗しないこともあるみたい。

 これ書いてる時点で信託報酬は0.09372%、ちょくちょく引き下げられてるから考え方が難しいけど、信託報酬0.0968%だった時に実質コストは0.11%だった。

 

www.rakuten-toushin.co.jp

 最近新しく出た楽天+シリーズのS&P500連動インデックスファンド。 このシリーズも、eMAXIS Slimシリーズ同様信託報酬最安値を謳っている。楽天証券でS&P500系にしたいなら、最有力候補になると思う。ただしSBIでは買えない。

 これを書いてる時点では、eMAXIS Slimよりもこっちの方が信託報酬は低い。さらには楽天証券だと楽天ポイントの還元もある。販売会社が限られているためeMAXIS Slimは対抗値下げをしないとも言われてるけど、おそらく今後もこのあたりは動きがありそうだ。

 これ書いてる時点で信託報酬は0.077%。内0.028%をポイント還元するから差し引き0.049%。新しいファンドだから実質コストはまだ出てきてない。

 

  • <購⼊・換⾦⼿数料なし>ニッセイ・S⽶国株式500

www.nam.co.jp

 これも新しく出てきたニッセイの新ファンド。さっきちょっと触れた「Solactive GBS United States 500」に連動するファンド。

 これもアメリカのデカい企業上から500社なので、細かい比率は違ってもほとんど変わらない。なんなら過去の実績で言うとS&P500よりもちょっと良いみたい。

 欠点はつみたて枠では買えないこと。でもまあでもこれ読んでる人で年間240万円使い切る人いるのかな……? あとでちょっと触れるね。

 これ書いてる時点で信託報酬は0.05775%。新しいファンドだから実質コストはまだ出てきてない。

 

6-2. オルカン

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

emaxis.jp

 eMAXIS Slimシリーズの特徴はS&P500のところで書いたとおり。

 これ書いてる時点で信託報酬は0.05775%。信託報酬0.1133%だった時に実質コストは0.15%だった。

 

  • 楽天・オールカントリー

www.rakuten-toushin.co.jp

 こちらの特徴も楽天・S&P500に同じ。SBIでは買えない。

 これ書いてる時点で信託報酬は0.0561%。内0.017%をポイント還元するから差し引き0.0391%。新しいファンドだから実質コストはまだ出てきてない。

 

6-3. NASDAQ100

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100

www.nam.co.jp

 NASDAQ100にしたいなら実質これしかない。なぜなら信託報酬がダントツで安いから。

 欠点は成長投資枠でしか買えないこと。後述。
 これ書いてる時点で信託報酬は0.2035%。実質コストは0.26%くらい。

 

  • iFreeNEXT NASDAQ100

www.daiwa-am.co.jp

 もしつみたて枠しか残ってない!ってなったらこれ。現状唯一、つみたて枠でのNASDAQ100連動。

 これ書いてる時点で信託報酬は0.495%、実質コストは0.516%くらい。

 

6-4. TOPIX

apl.wealthadvisor.jp

 SBIあんまり調べてないから詳しくないや。ごめんね。楽天証券では買えない。

 けど信託報酬は最安値らしい。これ書いてる時点で0.0638%。新しいファンドだから実質コストはまだ出てきてない。

 

emaxis.jp

 eMAXIS SlimシリーズのTOPIX

 これ書いてる時点で信託報酬は0.143%、大体信託報酬0.154%だった時に実質コストは0.16%くらいだった。

 

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIX

www.nam.co.jp

 ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズのTOPIX

 これ書いてる時点で信託報酬は0.143%、大体信託報酬0.154%だった時に実質コストは0.16%くらいだった。

 eMAXIS SlimのTOPIXとどっちを選べば良いの? と思うと思うけど、正直これは好きな方で良い。三菱UFJ日本生命どっちが好き?みたいな。

 あとはこのあたりで調べてみるのも良いかも。

 

7. じゃあてめーはどーすんだ?

 知ったような顔して偉そうに喋ってきたので、じゃあ私はどうするの?というお話をしなきゃいけないよね。発表しますとも。

 

  • <購⼊・換⾦⼿数料なし>ニッセイ・S⽶国株式500インデックスファンド

 50,000円/月。軸はこいつ。成長投資枠。

 オルカンよりS&P500の方が伸びてるし、今後も米国はまだまだ元気だと踏んだ。

 楽天証券ならポイント還元で楽天・S&P500の方が優位ではあるんだけど正直実質コストの微差でひっくり返ることもあると思う。

 楽天経済圏の人間は、これまで数多くの改悪に晒されてきた。もしかしたら楽天の方がさらに低コストになるかもしれないけど、その逆もあるかもしれない。その時に商品を切り替えたとしても、それまで買った分は持ち続けることになる(一度現金化すると再投資完了まで時間が空く分ロス出る)。

 そのときに納得できるのはどっちかな?と考えたとき、ポイント還元に頼る楽天よりもこっちを選びたいと思った。

 あとはGBSUS500の方がちょっと実績上だしね。

 

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド

 10,000円/月。成長投資枠。

 ちょっとハイリターンも狙いたい。IT系の技術革新はまだまだ道半ばだと思うので、市場が織り込んでない成長があると思ってる。

 今後資金に余裕ができたらここを増やすつもり。

 

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド

 10,000円/月。つみたて投資枠。

 今の日米の金利政策がどこまで続くか見通せない(=為替リスクを多分に含んでる)と思うので、リスク管理の意味で国内も少し混ぜようと思ってる。

 あと、新NISAでアメリカやらオルカンやらにばっかり盛り上がってる現状が、日本人としてちょっと複雑ってのもある。普段お世話になってるのはご近所の日本企業な訳だし。もちろん、このタイミングで日本人の箪笥預金がアメリカに大量に流入するのも国際的な立場として悪くないのもわかるけどね。

 

  • その他

 個別株やめとけって書いたけど、1株で株主優待がもらえるところにはちょっと手を出そうかと思ってる。Joshinとかラストワンマイルとか。

 と思ったらラストワンマイルはかぶミニ非対応らしい。ふぁっきゅー。

 

8. おまけ

8-1. ○○はなんでつみたて枠で買えないの?

 つみたて枠の条件はいくつかあって、金融庁が指定する指数に連動してるか、とか5年以上の運用実績があるか、とか。どれかに合致してればつみたて枠に入れる。

 指数に関してはS&P500やオルカン系、TOPIXは指定されてるけど、GBSUS500やNASDAQ100は入ってない。

 iFreeNEXT NASDAQ100は5年以上の運用実績があってつみたて枠に入れたから、ニッセイNASDAQ100も5年後にはつみたて枠に入るかもね。

 現状の対象はこのあたりで確認できる。年末にかけて頻繁に更新されると思うので要チェック!

www.fsa.go.jp

www.toushin.or.jp

8-2. 信託報酬とか実質コストとかどこから確認するの?

 ぶっちゃけ、てきとーにググっときゃ誰かがブログとかで紹介してるからそれを見れば良い。けどなんとなく調べ方を知っておきたいって人は参考にしてみてね。

 王道、eMAXIS Slim S&P500を例に、一緒に調べてみよう。

 公式サイトへアクセスし、交付目論見書の8ページを開く。

www.google.com

下に見えてる三菱UFJアセットマネジメントのサイトでもいいよ

 

赤枠をクリックするとPDFファイルが開く

 

赤枠の数字が信託報酬と認識される

 すぐ下には、純資産総額によってちょっとずつ変わるよと記載されてるけど、証券会社のWebページなんかで信託報酬として紹介されるのは赤枠の概算値。基本的にここの数字で比較すれば良いと思う。

 こういった文書は運用会社が変わってもおおよそ同じ作りになっているので、他社商品でも同様に探せるはず。

 次に実質コスト。同じく公式サイトの商品ページから、運用報告書8~9ページ。

1つ左側の「交付運用報告書」でもいいよ

 

 これも各社でだいたい同じ、費用明細→総経費率の順に記載されていることが多い。

 実際にはどちらもそれぞれ入っていない可能性のあるコストがあるため、基本的にはこの2つを比較して、多い方が実質コストとして認識される。

 この実質コストがいつの数字かは、過去の報告書の発行日を確認すれば良い。今回確認した運用報告書は2023年4月25日、前回の発行は2022年4月25日。

 Google検索の期間指定機能なんかでその間の信託報酬引き下げに関するニュース等を検索していくと、その1年間信託報酬は0.0968%だったことがわかる。

www.wealthadvisor.co.jp

financial.jiji.com

 従って、eMAXIS Slim S&P500は信託報酬0.0968%に対して実質コスト0.11%。多いかな?少ないかな?と考えていく。

 

9. おしまい

 くそ長え。こんなん誰か読むんか?

 新NISA開始にあたって色々調べた私の備忘録でした。これで少なくとも走り出すところまではわかると思う。

 口座開設の受付はすでに始まっていて、積立設定も間もなく始まるはず。

 楽天証券は11月13日からだった。1月から始めるためには、12月12日までに積立設定が必要。口座開設がまだの人はめちゃくちゃ急いだ方が良いと思う。

 読んでくれてたらめちゃくちゃ嬉しい。なんか自分でもやれそうだなって思ってくれてたらもっと嬉しい。ありがとね。

 ばいならノシ